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福山雅治が1歳上と最近気づいた悩めるアラフォー、本好きボウズの読感独白


by bouzujin

読書録12

19 『太郎が恋をするころまでには・・・』 栗原美和子

部落差別に関して(特に結婚差別)自身の経験に基づき、フジテレビプロデユーサが書いた恋愛小説。単行本が出たとき知ってはいたけど、幻冬社特有のエキセントリックな売り出し方にちょっと敬遠していた本。 

重い、辛い、泣ける。そして考えさせられる。 突きつけられる小説。自分がこの立場だったら。。。
差別から更なる差別が生まれる構造。

『現在進行形の未解決問題である。』あとがき での著者の言葉が重い。『私たちは結婚生活を続けることはできたが、家族を失った』と。 『但しこの議論を途絶えさせないこと、そして肉親の信頼と愛を取り戻すこと。 牛歩で構わないから諦めない』

リアルに同和問題を知る、考える緒につくという意味でおすすめの本。 

コレを書かせた見城さんはすごいね。そこに派生する責任も含めて出版させることだからね。
# by bouzujin | 2010-03-01 08:04
切なく、泣ける、友情物語というか、家族の愛情物語というか、やっぱり泣ける。
こりゃ 買いでしょ。

50過ぎてまだロックスターを夢見、行動し続ける男達の物語。
冒頭に出てくる、ヘビメタの祭典、リアルタイムで記憶にある。
かるーく メタル小僧だった中学生のときだね。 そっから彼らはずーーーーーーーーーーーっと
バンドをしていたわけで(職業として)。

人格は顔に出るなやっぱり。いい顔です。チープな表現だけど。


パイレーツ・ロックもみたよ。 本日2月21日 60年代ロックがほんとーにかっこいい。
# by bouzujin | 2010-02-21 23:02 | 社会

読書録11

18 中村屋のボース  中島岳志

新宿中村屋(パン屋の)名物のカリーを生み出した インド独立運動指導者 ラース・ビハリー・ボース
についての著。 カリーの話ではない。(カレーと表記しないところもポイント。カレーはイギリスによってまげて伝えられた文化。本物の味ではない。それがこのカリーである とのこと)

30前にインドから日本へ逃亡してき、58年の人生を終えるまで結局インドには戻れなかった。
日本に帰化し、中村屋の娘との間に子どもを授かるが、その一人は沖縄戦で戦死する。

20世紀初頭 日本はアジアにおける対欧米独立の希望であった。その後日本自身も帝国主義の一端をになう。 大きな矛盾の中でのボース氏の活動
民族の自立、独立。今も続いているテーマ。現実と向き合い何を捨て、何を得るか。

理解は現実できないが 少しでも知ること。想像すること。そして行動できる事を選択する事。 
# by bouzujin | 2010-02-21 22:52 | 社会

読書録10

16 『甘粕正彦 乱心の曠野』 佐野眞一

なんとも重い読後感。でも語るべき本。
関東大震災時、無政府主義者の大杉栄、伊藤野枝、そしてその甥っ子を殺したとされる、憲兵隊大尉 甘粕正彦について書いた本。日本史の教科書ではここまでしか知ることができない。 
敗戦後満州で服毒自殺を遂げる。
『俺はやってないんだよ。』 極々、近しい人に事件の真相を聞かれ答えた言葉。この本を読むにおそらくその通り。ならば何を守るために、何のためにその罪を一生背負い続けたのか?筋を通しまくる人、際立った合理主義者、酒乱、深い深い孤独を背負った人。 
改めて複数の視点持つこと。一面だけでは本来語れない、判断できない。その上でどう判断するか
しないのか。

17 『3分間コーチ』 伊藤守

記録としての ブログ活用。

この本の目的
ひとつは、部下について考える時間をとる。
もうひとつは、部下と的を絞った短い会話をするための時間を取る。

『上司の言われたとおりに部下が動くなら、上司は要らない。』
アイデアやプランを翻訳して部下に伝え、行動に結びつけ、行動を修正し、目標に向かわせ続ける
能力が求められる。

業務を妨げる、もしくはスピードを遅らせる要因は5つ

①優先順位が分からない、間違っている
②スキル不足(実行のためのスキルが足らない)
③優柔不断(小さな取捨選択を迷って、なかなか決められない)
④不安 (失敗や自分に対する評価への恐れから、途中経過の開示が遅れる)
⑤モチベーションの低下(たいていは①~④の結果として起こる)
組織の成長スピードの遅れの最大要因はひとり一人のコミュニケーションの遅れにある。

こまめに声をかける。 話しやすい環境、状況、雰囲気を見せる。 コミュニケーションは
意図して行うもの。  行動、原因の細分化を行う、コレを引き起こしている要因は何だ?



    
# by bouzujin | 2010-02-14 13:16

読書録9

13 『西南シルクロードは密林に消える』 高野秀行

中国四川省~ミャンマー北部~インドへ抜けるという幻のシルクロードをたどるという旅。
ただし 合法的に入国したのは中国のみ。あとは少数民族反政府ゲリラ軍の助けを借りながら
続ける旅、目的であるシルクロード云々より、民続問題を考えさせられる本。カチン・ナガ・シャン・
ワ etc ミャンマーの問題は民族問題に帰する。少数民族に対するスタンスでは現政権とスーチー氏のスタンスは基本変わらないとも。とはいってもエンタメノンフクション。重くなく読ませる、笑かす、読ませる。考えさせる。

14 『君に働いて欲しい』と言わせる仕事術 河上多恵子

前職の会社で一緒に働いていた方が最近出された本。 女性が働くスタンスついての内容。
現実の社会要は男性中心社会というリアルをとらえた上でどうするか?甘い言葉ではなく
ストレートに響く本だと思います。 教わった価値感も多いし、共通する価値感があるからこそ
この人のこと好きなんだな。と思った本。

上司が何も言わないのは訳がある。
発言しないなら会議に出るな
会社では泣くな             等々。  

その通り。 自分もメンバーを持つ立場になり、再度自分の価値観を確認。

15 『屋久島で暮らす』 あるサラリーマンの移住奮闘記 菊池淑廣 

本はだせるんだな。   と思った。 
# by bouzujin | 2010-02-11 11:34 | 仕事