福山雅治が1歳上と最近気づいた悩めるアラフォー、本好きボウズの読感独白


by bouzujin

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読書録18

24 完本 美空ひばり  竹中労

昭和を象徴する大歌手 美空ひばり を濃密な距離感から書いたノンフィクション。

著者はこの本で稼いだ金のほとんどを、美空ひばりに ジャズを歌って欲しい一心から
買い集め、送ったレコード代に遣う。

彼女いうところの『大衆のための芸能』に、親子して身も心も費やした人生。
本当に ものすごい才能を、結果、芸能のためだけに研鑽し続けた人生だったんだろうなと。

世代的に、正直ほとんど知らないですが、 聞きたくなりました。この人の歌。
東京ドームでのコンサートで(コンサートとして使うには音響的に厳しいことで知られる)圧倒的な存在感を見せたのはこの人だけらしい。

竹中さんの文体、ベタッとはしていない中でも、個人への絶対的な愛情を感じる。キライじゃないです。 この人の原体験は 戦争中の横浜大空襲一夜明けた焼け野原だと。その匂いも含めて。
 
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by bouzujin | 2010-03-22 11:04 |

読書録16 

23 ファイティング寿限無  立川談四楼

自称 落語もできる小説家 立川談四楼さんによる 主人公である落語家が己に付加価値をつける意味で始めたボクシングで世界タイトルを目指す過程を書いた小説。設定がうまくいきすぎの感もあるけれど、さすが落語家、文章のリズムがいい、面白い。笑える、泣ける、泣ける。

落語への愛情、そして自身の師匠である立川談志さんへのへの敬愛に満ち満ちた文章。
あっという間に読んでしまいました。 人情モノ好きな人、おすすめ。

読書ペースが落ちてるな。 自分の読書ポイントはテーマ設定。
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by bouzujin | 2010-03-22 00:34 |

読書録15

22 ルポ貧困大国アメリカⅡ 堤 未果

オバマになって事態は好転したのか?
前作に引き続き衝撃的。

学資ローンビジネスの現状。 大学生の4分の3が使用しているが、4兆円もの不良債権が発生。
学資ローンは消費者保護法の枠から外され、住宅を手放せば(それも辛い話だけど)解放される
サブプライムローンと違い、一生そこから逃れられることは無い。 業界最大手のCEOが手にした報酬は450億円。

問題なのは キャピタリズム ではなく コーポラティズム(企業と政府の癒着)だとも。 

政治家がかわったことによってのみ、劇的な変化なんかあり得ない。コレは日本も一緒。
政策をチェックしつづける。いわゆる一般的なマスメディアとは別にニュースソースが必要だね。
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by bouzujin | 2010-03-01 09:26

読書録14

21 『3分間日記』 今村暁

自分の感性(したい・やりたい)に気づき・そこを強化すること。強化するツールとしての日記。

強化するためには別に大げさな目標じゃなくてもいいので、どんどん書くこと。

確かに、心が固まってるときって 単純なしたいがでてこないもんな。
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by bouzujin | 2010-03-01 09:10 |

読書録13

20 『多読術』 松岡正剛

岡田准一 に こうなりたいオヤジ と言わしめた編集人(あえて肩書き作るなら)松岡正剛さんの
読書術。

しいて一言にまとめるなら、 本はどう読んだって いいんだよ。そんな肩肘張らず、かくあるべしという形もなく。 ということですかね。 但し、読書をする という事をここまで細かく、且つ多面的な視点で考えることができるのも、ものすごい読書量と試行錯誤しているからこそ。

読書の基本スタンス、わからないから読む。例えば図書館に行く、そういう場にいるという行為からして読書である。等々読書に関するいくつものいくつもの、『なるほど』

本当に読書が日常になってるんですね。時間の作り方はシンプル。極力寝ないようにすること だと。  
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by bouzujin | 2010-03-01 08:36 |

読書録12

19 『太郎が恋をするころまでには・・・』 栗原美和子

部落差別に関して(特に結婚差別)自身の経験に基づき、フジテレビプロデユーサが書いた恋愛小説。単行本が出たとき知ってはいたけど、幻冬社特有のエキセントリックな売り出し方にちょっと敬遠していた本。 

重い、辛い、泣ける。そして考えさせられる。 突きつけられる小説。自分がこの立場だったら。。。
差別から更なる差別が生まれる構造。

『現在進行形の未解決問題である。』あとがき での著者の言葉が重い。『私たちは結婚生活を続けることはできたが、家族を失った』と。 『但しこの議論を途絶えさせないこと、そして肉親の信頼と愛を取り戻すこと。 牛歩で構わないから諦めない』

リアルに同和問題を知る、考える緒につくという意味でおすすめの本。 

コレを書かせた見城さんはすごいね。そこに派生する責任も含めて出版させることだからね。
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by bouzujin | 2010-03-01 08:04